私たちが野菜を栽培している圃場は周り古墳だらけで
それは別に珍しくもなく、興味もなく、小学生の頃は前方後円墳で草スキーをして
遊んでいました。
近くの川では魚やエビがいて、石の壁の間に隠れたりする生き物をとって毎日遊んでいました。秘密基地を作ろうと近所の材木屋さんで余った木をもらってきて友達の家で作戦を練ったりもしていました。
それから中学、高校、大学と農業から遠く遠く離れるために
学校へ行かせてもらったと思います。
農業は絶対にない!仕事の選択肢であり、田植えの手伝いもしなかったと思います。
それが今、あろうことか農業に携わることになり、
しんどくないこれからの農業を夢見て、改めて自分の育った環境を見渡した時、
昔遊んだ前方後円墳のハゲハゲになっている芝生を見たとき
これからもこの地域の農業をなくしてはいけない!と
大それたことまで思うから、
この地域に吹く風や、照らす太陽は魔法なのかと思う。